私たちは「環境にやさしい、人にやさしい」をテーマに天然素材・天然染料にこだわったものづくりを、数十年来ずっと変わらず追求し続けています。
天然素材を使っているのは、寒暖差や湿度の高さといった日本独特の気候風土によく馴染むから。
1枚の服と長く向き合い続ける愉しみを通して自然に寄り添い自然を感じ、1人でも多くの方が生き生きとした毎日を送っていただけることを願っています。
人へのやさしさのこだわりは、天然素材を使っていることだけではありません。体を締め付けない独自のカッティングにも込められています。
アームや背幅を広く取り、ゆったりとした着心地を実現しつつ、シルエットを美しく見せる工夫を施しています。
雅・詫び・寂び・粋といった日本古来の美意識を大切にし、流行に左右されない着こなしを。
年齢を問わず誰にでも似合う、一度着たら着続けたくなる。そんな服を目指しています。
服づくりでとても重要な生地ですが、時代の変化によって日本各地に根差した織物産業は厳しい状況。
良い機屋(はたや:糸を織物に加工する業者)さんほど少なくなっているのが現状です。
素晴らしい技術を持った職人が作る生地には、海外製の大量生産生地にはない、職人の魂が織り込まれています。
良い生地がないと良い服は作れません。職人の生活を支え、次の世代に良いものを遺していくためにも、日本の生地を使った自社企画・製造にこだわり続けていきます。
しのぶオリジナルの柿渋染は、「柿渋と顔料」あるいは「反応染め」による染めという、世界で初めての試みを実現するため、日本で5本の指に入る優れた職人と共に試行錯誤を繰り返すなかで生まれた商品です。
鳥取の自然の恵みである西条柿で柿渋液を作り、染め・企画・デザイン・縫製と全てを施しております。